三谷建築設計事務所 富山県一級建築士事務所 住宅設計
お気に入りvol.2 旅の思い出

■New York 1996.11

初めてのフリー旅行。果たしてふたりだけで無事に行けるのか、ドキドキ。
N Yに着いて最初に行ったところは、ロックフェラーセンターのスケートリンク。しかし想像していたのよりも あまりにも小さくて、思わず笑っちゃいました。(TVや映画で観て、自分の頭の中で描いていた大きさとは、凄いギャップ!) 旅の目的は、メトロポリタン、MOMA、グッケンハイムなどのミュージアム三昧です。美術の教科書でしか見たことのない名画を「この目で見てみたい!」という単純な動機。どの美術館も広大で、丸一日居てもホンの一部分しか見ることができません。残念な気がする反面、「また行こう」と思わせてくれます。メトロポリタンでは、F.L.ライトの部屋やいろいろなインテリア装飾様式の部屋が保存展示されていたのが、新鮮で印象的でした。また、意外と面白かったのがアメリカ自然史博物館。子供の時にここへ来てジオラマや恐竜を見ていたらなぁ、と思いました。ブロードウェイではCATSを観てミュージカルの楽しさに開眼。この時、自分でシアターに行ってチケットを買うという体験をしましたが、そんな事も楽しい旅の思い出です。

  

 



■London  1997.9

出発の少し前にダイアナ妃が亡くなり、バッキンガム宮殿などに、たくさんの花束が捧げられていたのが印象的でした。 ロンドンは、何処へ行くのにも地下鉄やバスが便利。特に2階建てバスの最前席に座ると、見晴らし抜群!有名な寺院や観光スポットがよく見えて、路線バスなのに観光バスのようです。大英博物館、V&A、ナショナルギャラリーなどなど、ミュージアムも目白押し。とても見応えがありました。気ままな旅なので、朝起きてお天気をみてから、雨の日は美術館見学、晴れの日は観光、という風にその日の予定を立てていました。

ロンドンでラッキーだったのは、タワーブリッジが跳ね上がるのを、偶然見られたことです。ギネスビールも旨かったし、毎日パブランチ(フィッシュ&チップス)を楽しみました。イギリスは食事がイマイチってよく聞くけど、私達にはどれも美味しかった。ホテル近くのパブに毎晩通っていたので、店員さんと親しくなったのも良い思い出です。 旅の最後の日、ロンドン郊外のハムステッドに足を伸ばしキーツハウスを訪ねました。美しく手入れされた、緑の多い住宅街をのんびり歩いていると「豊か」という言葉が、ふと心に浮かびました。

 

  

■Paris 1999.11

パリは見所いっぱい!ルーブルでは、長年の憧れだったモナリザと対面しました。サモトラケのニケは、翼に風を受けて今にも羽ばたいていきそうな気がしました。オペラ・ガルニエの天井には、シャガールの世界が広がっていました。古いものと新しいものが混じり合いながら確かに存在している都市、というのがパリの印象です。

パリ市内にあるル・コルビジェ設計のジャンヌレ邸を見学しました。20世紀の巨匠の建築に身近に触れて、大感激。やっぱりスゴイ! ところで、パリの町は意外と分かりにくく、お目当ての建物に辿り着くのには苦労します。交差点で地図を広げて考え込んでいると、近寄ってきて全然違う事を教えてくれる変なおじさん(コレに騙されて、余計に迷子になった)もいれば、自分は分からないからと、お店のお客さんに次々と聞いて廻ってくれる親切なカフェのマダムもいました。ジャンヌレ邸へ行った時も、散々迷った挙句、諦めて帰ろうとしたところ、通りかかったマダムが建物の前まで連れて行ってくれました.。ガイドブック片手にウロウロしているので「きっとコルビジェだろう」と直感したそうです。感謝!!旅先でのこんな出来事は、思い出を一層深いものにしてくれました。

  

   

  

■Roma  2001.1

到着した翌朝、サンピエトロ寺院へ出掛けました。すると、広大な広場を埋め尽くす人・人・人。こんなに沢山の人を一度に見るのは、生まれて初めて。何故こんなに人が集まっているのか分からぬまま、午後にもう一度行ってみましたが、やはり寺院に近づく事さえ出来ません。ホテルで尋ねると、どうやら宗教上の集まりがあった様子。しかもよくあることのようです。翌朝、まだ暗いうちに寺院に行って(それでも並びましたが)、ようやく拝観することができました。さすがカトリックの総本山です。信仰の力を肌で感じました。内部は美術品でいっぱい。ミケランジェロ、ベルニーニなど15C〜17Cの芸術品で埋め尽くされています。「荘厳」という言葉がぴったり。夜のテレビニュースで知ったのですが、その日は2000年1月に開けられた寺院の「聖なる扉」がローマ法皇自らの手で閉じられたそうです。1000年に一度の機会に(閉まる間際に間に合って)「聖なる扉」を通ることが出来た私達にも、過去の罪が消えて清く生まれ変わる、、、というご利益はあったのでしょうか?

ローマの街はコンパクトで、見所も沢山あるので、ほとんど歩いて見学しました。気の遠くなるほど古い遺跡の数々を見ていると、17Cや18Cでも新しいと感じるようになるから不思議です。家に帰ってから「ローマの休日」のビデオを観ました。ヘップバーンが歩いた時と同じ街の風景。それに比べ、次々と変わっていく私達の街の様子。少し考えさせられました。

  

 


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