三谷建築設計事務所 富山県一級建築士事務所 住宅設計

「素・敵・通・信」は、2003年から発行している 手づくりの通信です。
「素敵な人との素敵な時間」をテーマに、住まいづくりやインテリアのアイデアと身近な話題を取り上げています。
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今年の夏は猛暑になる見込みとか..。
大人は暑いのが苦手ですが、子供達は毎日元気に外で遊んでいます。
カブト虫の絵は、現役の保育園児(5歳)の甥っ子が描きました。
虫も 蛙も 彼の友達。虫籠もいろんなデザインのものをコレクションしているコダワリ派の彼です。
そんな虫大好きッ子は、カブトムシ、クワガタ、ハサミムシを サラサラッと描いてくれました。
2004年7月12日 三谷 光雄 + 三谷 妙子

NEWS!
「アウトドアリビングのある家」は、北陸電力の生活情報誌「えるふぷらざ」とKNBテレビの「お宅拝見」コーナーで取り上げていただき、また、JIAのオープンハウスに参加して一般の方に見学していただく機会がありました。細部にまで心を配り検討を重ねて完成した、とっても素敵なお宅なので、皆さんにご紹介できる機会があってとても嬉しいです。これからも よりよい提案ができるように、勉強を重ねていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

 




心地良い住まいづくリ 7  「地盤の強さを知る」

今回は、住まいづくりに関する、ちょっと固い(でも大切な)地盤のお話です。
従来、木造住宅の基礎は、経験や勘で布基礎の幅を決めることが多く、建物の重量や地盤の強さはあまり考慮されていませんでした。特に、木造住宅は建物の重量が軽いので、設計者は地盤調査にあまり関心がなく、軟弱な地盤や新しく盛土で造成された地盤でさえ調査することは稀だったと思います。そのため、思わぬ地盤沈下により基礎がひび割れたり、建物が傾いたりして大きな被害が生じる場合がありました。

基礎は建物にとって最も重要な箇所です。地盤の調査を行い、強さ(耐力)を確認することは、計画の要といえるでしょう。
現在、一般的に行われている信頼性が高い調査方法としては、標準貫入試験=ボーリング試験があります。これは、金属製の筒が地面に30cm貫入するのに何回 重りを打ちつけたか によって地盤の強さを知るものです。つまり回数が多いほど地盤が固いということです。更に、地下の土を採取し、直接 土の試験が出来ます。調査深さによりますが木造住宅の場合20〜30万円位の予算が必要となります。また、コストを抑える方法として(信頼性はボーリングより少し低いですが)スウェーデン式サウンディング試験があります。これは、重りを載せた鉄の棒を地面に垂直に突き立て、25cm貫入するのにハンドルを何回転させたか により地盤の強さを知ります。特殊な場合を除き、住宅ではスウェーデン式が多いようです。費用は5万円程度です。


映画の中のインテリア
   
「 小説家を見つけたら FINDING FORRESTER 」 2001年 コロンビア映画

静かな物語です。殺人事件も大恋愛もありませんが、心にしみる友情の物語。そして、ハッピーエンドの物語です。

NYブロンクスに住む作家志望の16歳の少年ジャマールが、ふとしたことから、「謎の人物」と噂される老作家フォレスターと知り合いになり、さまざまな出来事を通して強い友情で結ばれ、2人はお互いに成長していく、というストーリー。

老作家を演じるのはショーン・コネリー。年齢を重ね、ますます かっこいい!!そしてジャマール少年はロブ・ブラウンという新人です。

映画で、フォレスターの書斎のシーンがとても多いのですが、沢山の本に囲まれ古くてほの暗い書斎を、とても魅力的かつ居心地良さそうにしているのが、年代物のランプ(=電気スタンド)。いったい全部で幾つのランプがあるのでしょうか?ひとつひとつ違ったデザインの、テーブルスタンドやフロアスタンド。机の上、ソファの傍、壁際・・・いろんなところに置かれていて、本当にいい雰囲気! 私も、こんな静かな書斎にこもって、気ままに本を読んで一日を過ごしてみたい・・・。

この映画ビデオは、何の予備知識も無く全く偶然に観たのですが、観終わって、本当に爽やかな気持ちになりました。 少年と老作家がファーストネームで呼び合うのもいいなーと思いました。こういうことは日本ではあまり無いですよね。英語だから自然に受け止められるのかなぁ。そして音楽もイイんです。エンディングは「虹の彼方に 〜 この素晴らしき世界」メドレー。最後の最後までしみじみと良い映画でした。



名作椅子のプロフィール 7  

「 スーパーレッジェーラ 」

「スーパーレッジェーラ」とは「超 軽 量」という意味。その名の通り、指一本で持ち上げられる1,800グラムのスレンダーな椅子。今から約200年前、フランスからイタリアに持ち込まれた一脚の椅子が、スーパーレッジェーラのルーツです。ジェノバ近郊のキアヴァリ村で、その椅子のレプリカが大量生産され、広く愛用されていました。イタリアの建築家 ジオ・ポンティ(1891〜1979)は、この「キアヴァリの椅子」をリデザインして、スーパーレッジェーラを発表しました。1951年のことです。キアヴァリの椅子は、脚や貫に曲線を生かした優雅なデザイン。私は、キアヴァリの椅子を初めて写真で見た時、「ペルシャ猫みたいな椅子だナー」と思いました。それに対しスーパーレジェーラは、細い細いフレームの直線的なスタイル。「これぞ椅子!」という感じの端正なカタチです。細身ながら、身体をあずける椅子としての強度を出す為に、脚の断面を三角形にしたり、軽くて粘りのあるトネリコ材を使うなどの工夫がされているそうです。(何故、断面が三角形だと良いのか?・・・については、m.さん にお尋ねください。)スーパーレッジェーラは、私の憧れの椅子のひとつです。以前、展示してあるレッジェーラに、恐る恐る腰掛けてみました。華奢な椅子なので、壊れたらどうしようと思いましたが、大丈夫でした。座面が籐編みなので、弾力性があり、座り心地はとても良かったです。

ジオ・ポンティはミラノに生まれ、イタリア近代建築運動の父といわれています。とても多才なひとで、ティーカップから超高層ビルまでデザインしました。今日でも世界中で読まれている「ドムス」という建築工芸雑誌を創刊したことでも有名です。