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誰でも見覚えのあるこの椅子は、1958年に発表された 剣持
勇 デザインのスタッキングスツールです。日本の生活環境に合わせたコンパクトなサイズ(W400×D360×H440)、何脚も積み重ね可能で省スペース、並べた時に前後左右がぴたりと納まる合理性を持ち、どんな部屋にも似合うシンプルなデザインで、今日まで多くの人々に愛されてきました。現在までに120万脚以上が販売されているそうです。日本の名作椅子と呼ぶに相応しい作品です。
剣持勇は1912年、東京に生まれました。商工省工芸指導所に技師として在籍中に、ドイツ人建築家ブルーノ・タウトの指導を受け、大きな影響を受けました。また、アメリカやヨーロッパを視察し、その時の経験から、「日本」を意識した良質のデザインを大切にする「ジャパニーズ・モダン・デザイン」を提唱しました。
日本のインテリアデザイナーの草分けとして、常にトップを走り続けた剣持の仕事は、ホテルのインテリア、家具、食器、車など多岐に渡っています。
スタッキングスツールは、ことさら奇をてらうことのない 何気ないデザインなのに、細部まで考え抜かれ、機能と美しさがピタリと合っています。特にインテリアに詳しい人でなくても、剣持を知らない人でも、長く愛用したくなる椅子だと思います。「えっ?これってそんなに有名な椅子だったの?」という声が聞こえてきそう・・・。『普通の人々の生活環境の質をレベルアップする。』というのが、剣持の夢だったそうですが、この椅子はそんな思いがカタチになっています。スタッキングスツールは、座面の色と素材、木部の塗装色が選べます。家族めいめいがお気に入りの色を選んで、私だけのスタッキングスツールを作ってもらうのも楽しいかもしれません。なにしろ一脚の値段が12,600円。製作時の合理性まで考えてあるので、低コストに出来るのです。そんな点も、普通の生活のレベルアップに貢献しています。
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