三谷建築設計事務所 富山県一級建築士事務所 住宅設計

「素・敵・通・信」は、2003年から発行している 手づくりの通信です。
「素敵な人との素敵な時間」をテーマに、住まいづくりやインテリアのアイデアと身近な話題を取り上げています。
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秋晴れの良いお天気が続いていますね。
青く澄んだ空を眺めると、気持ちまで晴れ晴れとしてくるから不思議です。
木々も鮮やかに色づきはじめました。 紅葉の美しい場所へ、秋を満喫しに出掛けようと思います。
2006年 11月5日 三谷光雄 + 三谷妙子



「 飾 っ て 楽 し む 」


建物が完成すると、住む人自身の楽しい家づくりがはじまります。

何もなかった部屋に、自分好みの家具を置く。壁に絵を飾る。
窓辺に小物を飾る。お気に入りのコレクションを飾る…。
そんな風に、暮らしのなかで何かを飾って楽しむ為に、私達は設計の段階で棚やニッチを計画します。
ピクチャーレールを設置したり、絵画を照らすための照明も計画しておきます。
もし床の間がない部屋でも、壁際に板を置けば、そこが即席の床の間になります。
部屋の片隅に椅子を置けば、その上が飾り棚になります。
季節の折々に、また気分によって、何を飾ろうかと考えるのは楽しいものです。
そんなちょっとした工夫が、毎日の暮らしをより楽しいものにしてくれるでしょう。





■ 下 尾 和 彦 さん 下 尾 さおり さん
SHIMOO DESIGN 富山市八尾町松原251-5 TEL076-455-3191
   
家具作家の下尾和彦さん・下尾さおりさんご夫妻の工房を訪ねました。
下尾さんとの出会いは、2002年の高岡クラフトコンペの会場で、さおりさんの作品「飾り台」を購入した時です。
作品は和の趣で渋い佇まいなのに、作者が若い女性だったので、驚いたことを覚えています。

今回、私達は、事務所の打ち合わせテーブルを作ってもらいました。
工房は、木々に囲まれた八尾町の高台にあり、富山平野を望み 遠くに立山連峰が見える 静かな環境です。
建物は、骨組みの工事だけを大工さんに手伝ってもらい、あとは下尾さん自身で建築したそうです。すごいですね。 工房の中には、製作中の家具や作品がいろいろ置いてあり、私は興味しんしん。 家具作りの工程を聞いたり、 加工用の機械などを見学させていただきました。

*家具作りに携わるきっかけは?
---「もともと絵を描いたりモノを作るのは好きでした。高岡短大で学び、その後、高山市の家具製作会社に就職して、材料の仕入れからデザイン、製作までを一貫してやってみて、面白みを感じるようになりました。」

*私達は、下尾さんの作品のシャープなエッジや軽やかな曲線に強く惹かれます。 また、アレッ?と思わせるせる不思議なデザインも特徴ですよね。 アイデアはどんな風に生まれるのでしょうか? また、作品に統一したテーマはありますか?
---「家具づくり、小物づくりを各々分けて担当していると思われるようですが、デザインについては いつも二人で話し合い、アイデアを出し合います。そして、話し合いで生まれる「ひらめき」を大事にしています。結局、説明的でないシンプルなデザイン、見て感じる「メッセージ」を込めた作品が良いと思っています。」
---「使う人に楽しんでもらいたい、といつも思っています。視覚的な面白さに驚いたり、納得したりして、楽しんでもらえたら嬉しいです。また、他の家具と組み合わせても 映える オリジナリティのある作品を作りたいですね。」

*これからの夢は?
---「外国での評価が高いので、国内だけでなく、世界に目を向けた作品づくりをしていきたい。モダンな日本のイメージの作品を作りたいですね。」(下尾さんは、コンランショップからオファーが来たり、今年のミラノサローネに出品したりと、近年ますますめざましい活躍ぶりです。)
---「自分の子供が大きくなってきて、子供の使うものにも関心があります。これからは子供用の家具や洋服なんかも作ってみたいです。」

私達の素朴な疑問に、ひとつひとつ丁寧に答えてくれる和彦さんとさおりさん。今までの作品にまつわるエピソード、作品に込める思い、失敗談、など話題は尽きません。ものづくりの現場を訪ね、いろいろなお話しを伺って楽しいひと時を過ごしました。私達のテーブルも、この工房で作られたのかと思うと、いっそう愛着が湧きました。

私達も、夫婦で一緒に仕事をしているので、共感する点、見習う点がたくさんありました。よく話し合い、よく考え、お互いの意見を素直に聞くことで、より良い作品(設計)が出来るのは幸せなことです。夫婦が良いパートナーであることは、ラッキーなことですよね。なんだか温かい気持ちになって帰途につきました。

 
 
   
     
 
 




所用のため 東京に行く機会がありました。短い滞在時間を利用して、行ってみたかった場所を 駆け足で見学してきました。


■ 大エルミタージュ美術館 展 東京都美術館 台東区上野公園8-36
私達の「いつか行ってみたい美術館NO.1」はエルミタージュです。上野で所蔵品展があると知り、行ってきました。モネ、ゴーギャン、ピカソなど80点もの絵画はどれも有名な作品ばかり。絵の背景を想像しながらの鑑賞はとても楽しかったです。 館内では、エルミタージュ美術館の建物を紹介する映像が流されていました。有名な大階段、豪華な室内の様子を見ることができました
■ 重 森 三 玲 展  松下電工 汐留ミュージアム 港区東新橋1-5-1
続いて汐留の松下電工へ。作庭家・重森三玲の生誕110年記念展です。以前、京都・東福寺の北斗七星の庭や市松の庭の斬新なデザインに感激していたので、とても興味深く見学しました。特に感動したのは、古庭園の実測図です。詳細に測り、スケッチしてあり、圧巻でした。


■ 表参道ヒルズ   渋谷区神宮前4-12-10
今年の春に完成した 旧同潤会青山アパートの再開発事業。安藤忠雄 設計の店舗と住宅の複合施設です。ケヤキ並木と高さを揃えた外観は、威圧感無く 表参道の通りに馴染んでいます。有名な内部の吹き抜け空間と大階段は、想像していたより狭く感じました。表通りと同じ勾配のスロープで地下3階から地上3階まで歩いて移動することができます。店舗部分はいろんなお店が入っていて、ショップデザインも各々なのに、何だか統一感がありすぎて面白みに欠けるような…??? 時間の経過と共に、これからまた変わっていくのかな。夜の外観は、発光ダイオードによるライトアップで とてもきれいだそうです。

■ クレヨンハウス  港区北青山3-8-15
高級ブランドショップが軒を並べ、最新ファッションに身を包んだ人達が行き交う 表参道。大通りから一歩入ると、幼い子供連れの若いお母さん達で賑やかなお店があります。落合恵子さんが経営する「クレヨンハウス」。入り口に駐車場ならぬ「バギー置場」があるのが微笑ましい。女性と子供のためのお店。絵本やおもちゃ、女性の本の専門店です。地下1階のサンクンガーデンは自然食レストランになっていて、オーガニックフードのランチバイキングもやっています。おススメです!(自然食の八百屋さんもあります。ジャガイモなんか買っている人もいました。都会の真ん中にも、普通の生活があるんですね。)


■ 銀 座

去年 完成間近だったMIKIMOTO Ginza2は、もうすっかり街に馴染んでいました。自由気ままに穴を空けたようにみえる建物。銀座に限らず、新しいビルは窓(開口部)と照明が印象的です。見る人を驚かせる斬新なデザインがいっぱい。シャネルはビルの外壁全体がスクリーンのようで、アートな映像がずっと流れていました。信号待ちの間中、目を離すことが出来ません。いったいどういう仕掛けになっているんでしょう。考えた人もスゴイけど、施工した人も大変だったろうなぁ。でも、昔ながらの和光ビルをみると、なんだかホッとしました。




■ SELAN セラン  港区北青山2-1-19
いつも外苑前の銀杏並木を通る度に、「いいなぁ〜」と思っていました。今日は、念願かなってテラス席で食事しました。(ここは、キハチのイタリアンレストランなんですね。初めて知りました。)ピザがすごく美味しかったです。木陰でノンビリするって、とても気持ち良い!


■ BENOIT ブノワ  渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
昨年オープンしたレストランです。実は 今回 一番楽しみにしていました。いろんな雑誌で紹介されているのを見て、「絶対行きたい!」と意気込んでいました。エレベーターを降りた途端、パリのビストロに行ったみたい。床・壁・天井、照明、家具、調度品・・・すべてフランスから運んだという店内のインテリアは、楽しくて遊び心があり、舌だけではなく目と心も楽しませてくれます。都会ならではの眺望もご馳走です。若いスタッフの接客も、マニュアル通りでない 温かな心遣いがあって、とても居心地良いランチタイムを過ごしました。残念ながら、メインダイニングは既に予約いっぱいで カフェでの軽いランチでしたが、次回はあの素敵な階段を上がったレストランに行きたいです。






「 結婚できない男 」
今年の夏は、阿部寛主演のTVドラマ「結婚できない男」を観ていました。主人公が建築家なうえ、話題の岩盤浴が登場していたので、久々に連続ドラマにハマリました。

肩の凝らないラブコメディでハッピーエンドなのも楽しかった。信介さんの何気ない仕草・・・例えば、初めて行った場所で 思わず壁をコンコンと叩いて素材を確かめてみたり、何でもインターネットで調べたり、いつもポロシャツとパンツの服装(でもコダワリ有り)。パソコンも使うけどスケッチブックと鉛筆を手放さず、暇な時 練り消しゴムをもてあそぶ。そして ちょっと偏屈・・・昨今の建築士さんの事情をシッカリ取材したんでしょうか。

今までのドラマに登場するような、カッコ良すぎる建築家ではなくて、身近に居そうなリアルな感じ。ウチでは結構ウケていました。信介さんの自宅マンションの、シンプルモダンなインテリアも素敵でしたが、(パーソナルチェアの横に、F・L・ライトのタリアセンフロアライト、在りましたね!)私は、事務所の様子が興味津々でした。たくさんの本やカタログ、建築模型、打ち合わせ用の大きなテーブル。いろんな場所に飾られた、コダワリがありそうで無さそうな雑多なモノ、モノ。実際に訪ねて行って、ひとつひとつ手にとって見てみたいなぁ。事務所があるビルの外観がまたレトロでとってもいい感じ。特に、窓がね。






■ ヨーグルト
毎朝「季節の果物+ヨーグルト」を食べています。我が家のヨーグルトは、大切に育てている 3年モノの自家製カスピ海ヨーグルトです。いつもはスープ皿に入れてたっぷりといただきますが、今日は目先を変えて お気に入りのグラスに盛りました。ヨーグルトの白に果物のカラフルな色が映えて、とってもきれい。ミントを飾ったら、おもてなし風になりました。レースペーパーのお皿に載せて、ちょっとお洒落してみました。




■ お 饅 頭

美味しく淹れた熱々のお茶とお饅頭。のんびり過ごす秋の午後にぴったりの組み合わせです。お土産にいただいた引網香月堂さんの薯蕷饅頭。餡のなかには栗の甘露煮が丸ごと一粒 隠れています。まん丸のカタチも愛らしいです。庭の葉っぱに載せてみました。