三谷建築設計事務所 富山県一級建築士事務所 住宅設計
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「素・敵・通・信」は、2003年から発行している 手づくりの通信です。
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どこからか漂ってくる金木犀の香りに、
思わず深呼吸してしまいます。
本格的な秋の始まり---木々も色づき始めました。
何をするにも気持ちの良い 美しい季節です。
2008年 10月15日 三谷光雄 + 三谷妙子



「環 境 に 優 し い 住 宅 を 目 指 し て 〜3〜」


■ 省エネルギー住宅 冬 編

昔の日本家屋は、通気性が良く夏は比較的涼しいのですが、逆に冬はとても寒いです。 隙間から冷たい空気が入り込み、暖房をしても、なかなか温まりません。 冬の省エネを考えるうえで大切なことは、熱の損失を低く押さえること、つまり「断熱」を考慮することです。

一般住宅の中で、熱損失量の最も大きい箇所が、開口部、窓です。 窓ガラスには、最近ペアガラスのアルミサッシが多く使われるようになりました。シングルガラスに比べて2倍の断熱性があり、高断熱ガラス(Low-E)を使えば、更に断熱性がUPします。また、厚手のカーテンや断熱ブラインドを取り付ければ、より効果的です。

開口部の次に熱損失量の大きいのが、外壁です。 「外断熱」と「内断熱」、どちらの断熱方法が良いのですか?-----そんな質問を受けることがあります。 「外断熱」「内断熱」とは、元々はコンクリート造の建物の断熱方法を表していました。コンクリートの外側で断熱するか、内側で断熱するか。コンクリートはとても重い材料で、多くの熱を蓄えます。そのため外側で断熱する方が効果的です。それに比べて木造(木)はそんなに重くないので、コンクリートほど熱を蓄えません。条件が同じならば、外断熱でも内断熱でも効果にあまり差はありません。断熱性能は、あくまで断熱材の「熱通過抵抗値」と「厚み」に正比例するからです。

このような断熱性を高める工夫に加え、自然のエネルギーを利用した暖房方法もあります。 太陽熱を利用したパッシブソーラーや、大気から熱エネルギーを吸収するヒートポンプ式暖房などです。冬の日照時間が短く気象条件が厳しい北陸地方では、補助暖房と併用して使うとよいでしょう。また、近年、天候や気温の変化などに左右されることのない、地熱を活用した暖房システムも開発されています。地球に優しい省エネ住宅を実現する新しい技術が、次々と開発されています。




普段 何気なく使っているものの中には、きれいな色や素材 使った後も飾っておきたくなる素敵なデザインがあります。

■ 包み紙のデザインから
お店で買い物をした時に貰う紙袋や包装紙。商品と一緒に箱の中に入っている小さな栞。それらは、お店からお客さんへのメッセージ。気の利いたデザインに出会うと、お店の人の心遣いを感じて、何だか嬉しくなります。特に、旅先のお店のものは、楽しい思い出がよみがえって、ついつい集めてしまいます。 秋の夜長、思い出のデザインをモチーフにしてアイデアをふくらませ、思いつくままに、暮らしの小物を手作りしてみました。心弾む楽しい時間です。




旅先で訪ねた おもちゃ屋さんで貰ったプラスチックバッグには、可愛い男の子のイラストが描いてありました。事務所にある きれいな古紙をCDサイズに切り揃えて綴り、リサイクルノートを手作りしてみました。カラフルな表紙に男の子を貼ったら、何だか楽しい手帖ができました。良いアイデアが浮かんだら、早速 メモしようと思います

偶然入った旅先のマーケットの紙袋。お店のロゴマークがとても素敵だったので持ち帰り、秋らしいシックな色合いにアレンジして、刺繍の図案にしてみました。チースの空箱にふっくらと張って、小物入れとして愛用しています。


バラの花の形をしたコーヒーシュガーに入っていた栞。華やかな薔薇色と大胆なデザインに魅かれて、ずっと大切にしまってありました。ふと思いついて、フエルトに刺繍をして色違いのコースターを作ってみました。テーブルの上が、バラの花束になりました。

これも旅の思い出が詰まったデザインです。ランプの周りにあしらうと青い鳥が羽ばたくよう。眠る前にあかりを灯すと、良い夢が見られそうです。





■ 仕舞える住まいの収納学  山口 昌伴 著 農文協
「収納」に関する本は、多数 出版されています。仕事柄、今まで何冊か読みましたが、どれも今ひとつ共感できず、何だかモヤモヤしていました。この本を読んで、ようやくスッキリ。「なるほど!」と、納得しました。著者は、深い知識と豊富な経験から、様々な角度でヒトとモノとの関わりを、(時に過激に)説いています。目先のテクニックより、「モノとの基本的な付き合い方」に気づく本です。

■ “きよのさんと歩く”江戸六百里  金森 敦子 著 バジリコ
江戸時代に、東北・鶴岡から江戸〜伊勢〜京都を廻り、鶴岡へ帰る2340km、108日の旅をした 豪商の奥様「三井清野さん」の旅日記。昔の記述は、最初はちょっと読みづらいけど、解説と平行して読むと、当時の世相や庶民の気持ちが分かって面白いです。江戸時代の日本を、一緒に旅した気分で読みました。きよのさんは北陸地方を通っています。石動、高岡、大門枇杷首、舟橋などの地名が出てきます。

■ 木 の 匙  三谷 龍二 著 新潮社
著者は、信州・松本在住の工芸家・木工デザイナー。美しい木のうつわの作者として有名です。著者の、作品はもちろん生活スタイルや感性に憧れます。読んでいると、静かな気持ちになります。


重曹、酢、アルコールを使ったお掃除に挑戦している我が家で、この一年間で一番大きな変化は、「合成洗剤」を止め、「石けん」を使うようにしたことです。

<きっかけ>は、キッチン。調理中は こまめに調理器具を洗うように心掛けていますが、「水洗いが不十分だと洗剤が食べ物に付いてしまうのでは?」と心配でした。

本やインターネットで調べるうちに、今まで私が使っていたのは「合成洗剤」で、石油が原料の界面活性剤が完全に分解されるには10年以上かかること。それに比べ、昔ながらの「石けん」は、1日で水と二酸化炭素に分解されること。誤って口に入っても、胃液に反応して塩と油に分解され 無害なこと。しかも、洗濯も 掃除も 食器洗いも 身体洗いも、洗濯用として売られている「石けん」ひとつで大丈夫ということを知りました。

それまで私は、「合成洗剤」と「石けん」の違いをはっきりとは知らず、何の疑問も無く「合成洗剤」を使っていました。「洗濯用粉石けん」を水に溶いて使う「トロトロ石けん」で食器洗いを試してみようと思い、「原料:脂肪酸ナトリウム」「液性:弱アルカリ性」と表示してある「粉石けん」を初めて買ってみました。

< 使ってみての感想 > 汚れの落ち具合は 何の問題も無く、油汚れも とてもきれいになります。泡ギレがよく、すすぎが簡単なのも良い点です。トロトロというよりヌルヌルな使い心地は、初めはちょっと違和感がありましたが、スポンジに乗せて充分に泡立てて使えば問題ありません。何より「万一、口に入っても大丈夫」「水を汚さない」という安心感は、嬉しいです。

< 困る点 >は、滑りやすいこと。食器に泡がついている間は、何故か ツルツルして滑りやすく、お気に入りのお皿やグラスを落として割ったら大変!と、ちょっと気をつかいます。また、石けんの泡が少なくなると 汚れが落ち難いので、随時継ぎ足して洗います。これは、合成洗剤でも同じことですが。

< 現 在 >は、石けんの濃さを好みに調節して、使いやすいトロトロ具合を試し、お掃除に とても便利に使っています。そして、キッチンでは、固形の「ふきんソープ」を使うことにしました。布巾も、手も、食器も、全部「ふきんソープ」で洗います。余計な香料が入っていないし、ひとつで用が足りるので、シンク廻りがすっきり片付くからです。

< 洗 濯 >は、粉石けんを使うと、衣類が黄ばむとか、石けんカスが洗濯槽の黒カビの原因になるとか、マイナーなイメージがあり 躊躇していましたが、
[1]水温を20℃以上にする 
[2]あらかじめよく泡立て、洗濯中も泡立ちを確認する 
[3]洗濯後すぐに日光で干す等のポイントを押さえ、挑戦してみました。

----- 完璧にクリアして、成功、と思いましたが、、、
私の場合、生乾きの時のニオイが苦手で、挫折してしまいました。(完全に乾燥すると特有のニオイは消えるのですが。また、原料によっては違うのかもしれませんが。)試行錯誤の末、現在は、ココヤシ原料の「液体洗濯石けん」を使っています。粉石けんより水に溶けやすく、天然の香料で気持ち良く洗濯することができ、気に入っています。いろいろ試してみて、また工夫して、自分に合った方法を見つけるのは、とても面白いです。

こんな本を参考にしました。この他にも数冊読みましたが、改めて、ECO家事は奥深いと思いました。







■ ビ ス コ
グリコのビスコ(小麦胚芽入りクリームサンドクラッカー)は、幼児向けのお菓子ですが、我が家の常備品。薄味で軽い食感が、私好みの味。ブラックコーヒーに良く合うのです。ちょっと小さめサイズは、お皿に載せても 品良く納まって、大人のおやつにもぴったり。



以前、TVでみた 木工デザイナー 三谷龍二さんのお住まいは、簡素だけど、豊かで 美しく、住む人の感性が表れた住まいでした。本当に必要なもの・本当に大切なものだけで、すっきりと暮らす生活、理想です。けれど、油断していると すぐにモノは増えてしまいます。「ジャンクなものを排除する目と心を養うこと」「工夫を楽しむ気持ちを大切にすること」を心掛けなくては-----と痛感しています。日々の小さな努力が大切。私もそんな生活を目指したいと思っています。



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