三谷建築設計事務所 富山県一級建築士事務所 住宅設計
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「素・敵・通・信」は、2003年から発行している 手づくりの通信です。
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新しい一年が始まりました。
今年は、どんな新しいことをしようか。
どんな楽しいことをしようか。
あれこれ夢がふくらみます。
2008年 2月11日 三谷光雄 + 三谷妙子



「環 境 に 優 し い 住 宅 を 目 指 し て 〜1〜」




現在、地球の温暖化が目に見えないところで進んでいます。豪雨や干ばつなどの異常気象が増え、このままでは穀物生産の低下による食料不足をはじめ、深刻な問題が起きることが予想されています。

地球温暖化の原因となる 二酸化炭素やメタンガス、オゾン層を破壊するフロンガス.。これらは温室効果ガスと呼ばれています。 家庭の電化製品の使用によっても、温室効果ガスは発生しています。
家庭で消費されるエネルギーは、[1] 照明やテレビ・冷蔵庫などの家電製品、[2] 冷暖房、[3] 給湯機 の大きく3つに分類され、それぞれの消費エネルギーはだいたい3分の1づつになっています。
家庭からの温室効果ガスの排出量を削減する為に、エアコンの設定温度を少し控える、コンセントをこまめに抜く、省エネタイプの製品に買い替える等、私たちが家庭で出来ることはたくさんあります。こういった工夫で消費エネルギーを抑え、また 出来るだけ少ないエネルギーで快適な生活ができる家をつくることが、とても重要になってきます。


国土交通省の試算によると、住宅の平均寿命は、アメリカが約44年。イギリスが約75年。そして日本は約26年です。日本の住宅の寿命は、非常に短いです。こんなにも早く取り壊されてしまう日本の住宅。しかし、その原因は、建物の老朽化だけではありません。多くが、家族構成の変化や生活スタイルの変化により、取り壊され建て替えられているのです。
ある調査によると、30坪の家を1軒建て替えると、4人家族の生活ゴミ34年分に相当する廃棄物が出るそうです。その廃棄物を処分する為に、たくさんのエネルギーを消費して、温室効果ガスを発生させることになってしまいます。


家を永く使うためには、どんな工夫があるでしょうか。例えば、間取り。昔ながらの日本家屋は、部屋どうしを襖や障子で仕切っていました。必要に応じて個室にしたり、広い続き間にしたりして使っていました。
また、食事は家族みんながくつろぐ茶の間で。寝室も布団を上げれば、いろんな部屋として使えました。家族構成や生活スタイルの変化に合わせて、自由に変えることができたのです。現代の住宅も、それを見習って少し工夫することが大切です。
例えば、子供室は子供の成長に合わせて使い方が変化します。あまり限定しないで、その都度 建具や家具で仕切れるように、広々とした部屋に作ってはどうでしょうか。子供が独立した後も、多目的に使えれば、増改築をせずに永く使うことができて、省エネルギーになります。 
(次回に続きます。)




普段 何気なく使っているものの中には、きれいな色や素材 使った後も飾っておきたくなる素敵なデザインがあります。

■ 手ぬぐい

きれいな柄や色合いに魅かれて折々に買い求め、沢山集まった 我が家の手ぬぐい達。気軽に使う布として、台所布巾の他、ハンカチや掛けカバー、テーブルコーディネートのアクセントに使っています。
友人の家では、季節の柄の手ぬぐいを、絵画のように額に入れて飾ってありました。とても素敵なアイデアです。古風な柄からモダンな柄、ユーモラスな柄まで、数え切れないほどの中から目的にぴったりの柄を撰ぶのは、とても楽しいです。それぞれの柄には意味があるので、言葉遊びや謎かけを楽しむのも面白いですね。「かまわぬの手ぬぐい使い方手帖」という本で、思いがけない使い方を紹介していました。
その本を参考に、私もいろいろ試してみました。30cm×90cmの一枚の布だけど、かなりの優れもの。あなたも、家にある手ぬぐいを使って、楽しんでみませんか?




伝統的な柄は、無限に広がる吉祥柄が多いです。

季節の柄。衣替えみたいに使い分けるのが楽しい。


松本市美術館で買った草間弥生デザインの手ぬぐい。アートなテーブルマットとして使用。

鉄瓶柄の包み。中身はもちろん「お茶」です。手ぬぐいを使えば、使い捨ての包装紙より環境に優しい。


プレゼント用のワインボトルを包んでみました。丸く広げたのはバラの花のつもり。「福」の手ぬぐいは、相手にHappyをプレゼントするみたいで素敵です。私達の友人h-designさんがデザインしました。

ブックカバーには布巾サイズの手ぬぐいでOK。内容と柄の雰囲気が合えば、もっと◎。

手ぬぐいのトートバッグ。折り畳んで3箇所縫うだけで出来上がり!(解けば、元の手ぬぐいに戻ります。)荷物が増えた時のために、いつものカバンに入れておこうかな。-----オシャレに出来上がって、かなり気に入りました。





■ 台所の一万年 山口昌伴 著 農文協 
仕事で、また自分自身の生活の中で、「台所」に接しています。その歴史や変遷、世界各地の台所、そして生きていく上で欠かせない「食べる営み」について、もっと勉強してみたくなりました。山口昌伴さんは、建築家で住居学・生活学の研究者。長年世界各地を訪ね歩いたフィールドワークからの考察は、重みがあり、とても興味深いです。現在、食の安全が脅かされ、見直す時がきています。私の現在の生活についても、反省させられる点が多々ありました。

  
■ 昭和すぐれもの図鑑 小泉和子 著 河出書房新社
■ ちゃぶ台の昭和 小泉和子 著 河出書房新社
 
今、昭和はレトロと言われ、ちょっとしたブームになっていますね。この本は昭和30年代まで身近にあったのに、今は見かけなくなった生活用品と生活様式を紹介しています。著者の小泉和子さんは京都女子大教授。日本家具・室内意匠史の研究者として有名です。また、私設で「昭和のくらし博物館」を公開しておられます。この本を読むと、単なる懐かしさだけではなく、現在に比べれば確かに不便だけど、手間をかけた丁寧な暮らし方、謙虚に自然と寄り添い 工夫を楽しむ心のゆとりを感じます。モノを大切にして手間を厭わない、そんな昭和の生活を現代に少しとりいれながら、エコについて考えてみるのも良いかもしれません。

■ 有頂天家族 森見登美彦 著  幻冬舎
大好きな京都の街が舞台。実在の地名やお店が出てきます。狸と天狗と人間が織りなす奇想天外なストーリー。はらはらドキドキして、最後はホロリとさせるハッピーエンドの物語です。とっても面白かったです。
■ にっちゃん日記 秋草愛 著 あうん堂本舗
金沢市東山にある古書店&カフェ「あうん堂」を訪ねた時に買い求めました。作者・秋草愛さんの愛犬「にっちゃん」が主人公の、文字のない絵本。とってもキュートな絵とほのぼのとしたお話です。手のひらにのる小さな可愛い3冊の絵本は、子供も大人も楽しめます。私の大切な宝物になりました。




■ 春のお菓子
色も、素材(漆)も、デザインも、とても お目出度い感じがする 鶴の菓子皿。季節の和菓子「ふきのとう」と「此花」を載せてみました。ひとあし早く、春を味わいます。
■ チョコレート
一粒ひと粒 違う味わいとデザインで、舌も目も楽しませてくれるチョコレート。どれを食べようかと迷うのも楽しみ。緑色のチョコペンで、白いお皿に絵を描いて 並べてみました。 
カフェのデザートみたい-----かな?? おしゃれなコーヒータイムになりました



暖冬とは言っても、やはり寒いですね。我が家では、数年前から、「湯たんぽ」を使っています。優しい暖かさで、朝までホカホカ。 心までほっと癒やされます。


湯たんぽに限らず、「省エネ」と「エコ」は今の時代のキーワードの感がありますが、また最近見直されてきたモノの中には、とても合理的で感心させられるものが沢山あります。

大ヒットした映画「三丁目の夕日」を観た人達が、昭和30年代を郷愁を持って語っています。小泉和子さんが著書「昭和すぐれもの図鑑」のあとがきで、「昭和30年代頃の生活は、家電製品も使うけど、無制限には電化しない、使い捨てをしないで、ものは大事に使う、何でも機械や工業製品に頼るのではなく、自分の手と身体を使う、人間を大事にする、という生活です。」と書いておられました。そんな生活が理想だなあと深く共感します。


私は、最近、若い世代のママさん達とお話している時、「衣食住の手づくりを楽しむ人達」、「自然の素材・健康的な素材に関心の高い人達」がとても多いように感じています。昭和の生活とは少し違ったカタチかもしれないけれど、きっとそんな人達がこれからもっと増えて、平成20年代も変わっていくと思っています。



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